ふくい吃音のつどいを開催しました

参加者集合写真(全員の承諾を得て掲載しております)
参加者集合写真(全員の承諾を得て掲載しております)

10月21日、福井市のAOSSAにてふくい吃音のつどいを開催しました。

人口規模の少ない福井で、はたしてどのくらい参加者がいるのだろうかと心配しておりましたが一般参加者はなんと23名!10名参加があれば充分かと思いきや想定の2倍以上の方がお越しになりました。その他、他県言友会や福井言友会の会員を含め合計32名の参加がありました。

 

講師の坂田氏は講演で成人の吃音の完治は困難ではあるとしたうえで、吃音を緩和させる対処法を紹介したり、吃音の症状や悩みの深さによってセラピーや言友会などの選択肢があることを説明されました。そのうち坂田氏が担当している患者様に対するセラピーの様子が動画で紹介され、参加者は食い入るように視聴しておりました。

 

講演ののち、福井言友会会員の中村さんによる吃音体験談発表です。緊張した様子ながらも吃音についてのエピソードをユーモアも交えて話をされていて、ときには笑いが出てくるほど順調な滑り出しでした。しかし後半、吃音について過去の苦労を話していると感極まって中村さんの目に涙が。聴いている我々がウルッとくるくらい素敵な発表でした。

 

最後には6,7人でグループを作って吃音について日頃の悩みや質問を話し合いました。

最初は皆かたい表情だったのが話し合いが終わる頃には参加者の皆さんの笑顔がところどころでみられたのが印象的でした。

 

今回ふくい吃音のつどいを開催するにあたり、講師の坂田氏にはご多忙のところ埼玉県よりはるばるお越しいただきました。この場を借りて深く御礼申し上げます。

また、福井言友会の会員の皆様にはつどい開催についてご理解いただき、提案から当日まで約半年間にもわたり多大なご協力いただきました。ご理解があったからこそつどいを開催することができました、その感謝を忘れることはありません。

そしてお忙しい中、多数の方にご出席いただきました。皆様のご出席があってこそ福井での吃音啓発が大きく前進したと思います。ありがとうございました。